第4回作品展 井上りか子(終了)
今回は喫茶店という空間の制約上、小さめの作品しか展示できませんでしたが、井上りか子さんが本領を発揮するのは、100号くらいの大きな作品。まず思い浮かぶ言葉は、「自由奔放」。筆致が実に伸びやかで、溢れるイメージを素早くキャンバスに定着させた作品には、力強さが漲っています。その一方で、小さな人(動物?)がたくさん登場するインスタレーションもあり、静と動、個と群がせめぎ合っていて見飽きることがありません。今年美術大学を卒業したばかりとまだ若いこともあって、この先がとても楽しみなアーティストのひとり。日々、どのように制作に臨んでいるのか、将来についてなど、インタビューで深彫りしていきたいと思います。