真酒谷祥加+横山茜
『傍らにあるもの』
2023.9.8[金]-10.24[火]
真酒谷祥加
石川県生まれ。金沢美術工芸大学大学院絵画専攻日本画コース修士2年
【主な受賞歴 】
2021年 第5回新日春展 入選
2021年 第6回石本正日本画大賞展 奨励賞
【作品展】
2019年
・日本画二年有志展 / アートベース石引
2021年
・「真夏の美の夢」展Vol.8 (グループ展)/ 東京九段耀画廊
2022年
・「真夏の美の夢」展Vol.9(グループ展) / 東京九段耀画廊
・「私の好きな生き物」展(グループ展) / 東京九段耀画廊
・「いとし展」/ museeミュゼ café&gallery
・「2022金沢美術工芸大学 卒業・修了制作展」 / 金沢21世紀美術館、
2023年
・「金沢美術工芸大学選抜展2023 I N 問屋町」/ 金沢流通会館
横山茜
愛知県生まれ。金沢美術工芸大学大学院絵画専攻日本画コース修士2年
【主な受賞歴】
2020年 第7回改組新日展 入選
【作品展】
2019年
・日本画二年有志展 / アートベース石引
2020年
・HOTサンダルプロジェクト2019作品展覧会「未来の収穫祭」/丸亀市生涯学習センター
・田中優佳子・横山茜 二人展「さんぽみち」 /アートベース石引
・改組新第7回日展(入選) / 新国立美術館
2021年
・「真夏の美の夢」展Vol.8 (グループ展)/ 東京九段耀画廊
・第6回日展石川展 / 金沢21世紀美術館
2022年
・「耀画廊選抜展-対の世界-」Vol.5(グループ展)
・ 東京九段耀画廊、「真夏の美の夢」展Vol.9(グループ展) / 東京九段耀画廊
・「The Heartfelt Garden 金沢美術工芸大学荒木研究室選抜日本画展」(グループ展)/香林坊大和アートサロン・松坂屋上野店アートスペース
・「私の好きな生き物」展(グループ展) / 東京九段耀画廊、
・「2022金沢美術工芸大学 卒業・修了制作展」 / 金沢21世紀美術館
2023年
・「金沢美術工芸大学選抜展2023 I N 問屋町」/ 金沢流通会館
真酒谷祥加「おもちゃ」
横山茜「通せんぼ」
【見どころ】
365cafe art galleryの記念すべき第20回は、金沢美術工芸大学大学院で日本画を専攻しているお二人の登場です。テーマは「傍らにあるもの」。映画「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中歌「私のお気に入り」で歌われているような、悲しい時、不安な時に、自分を励ますために思い出す私のお気に入りたちを、絵にして残したい、という気持ちで制作しています、とのこと。日本画ならではの繊細なタッチで表現された心優しき作品の数々。作者であるお二人の、モチーフに対する愛情溢れるまなざしに魅了され、見入るほどに心和やかな気分に包まれます。しばし時間を忘れてごゆっくりとお楽しみください。
(インタビュアー 株式会社サンポスト 前田 敏之)
岩絵の具の質感や墨の美しさに魅了され。
――最近よく、東京以外だったらどこに住みたいと聞かれることがあって、そんなときは金沢と答えているんです。旅行でしか行ったことがなくて、実際に住んだらどうかはわからないのですけれど。文化度は高いし海の幸は美味しいし(笑)。お二人はいま金沢美術工芸大学大学院の2年生。金沢ってひとことで言うと、どんなところなのでしょう。
〈真酒谷〉 程よく田舎、程よく都会という印象です。
〈横山〉 スーパーのお魚が本当に美味しいところです。毎度感激しています。
――お生まれは金沢ですか?
〈真酒谷〉 いえ、石川県ですが、金沢からだと車で2時間もかかる輪島市です。電車も走っていなくて閉鎖的な田舎ですが、海と山に囲まれていて、とてものびのびした場所です。観光地的な面では輪島塗や御陣乗太鼓が好きで、ぜひ見に来て欲しいです。
――ずいぶん昔に電車で行った記憶があるのですが、鉄道は廃止されてしまったんですね。能登の海というと、すぐに宮本輝の小説「幻の光」を思い出してしまいます。映画にもなりましたが、海が怖いくらいにきれいですね。
〈真酒谷〉 そうですね。小学生の時、漁師町の子と崖から海に飛び込む遊びをしていた際に海の怖さは痛感しているので、まさしく「怖いくらいに美しい海」です。あの時、海中から見た海の綺麗さは忘れられませんね。
――横山さんはいかがですか。
〈横山〉 私は愛知県江南市です。名古屋から電車で20分くらいの場所です。なんでも物が揃う、便利なところです(笑)。
〈真酒谷〉 輪島もまあまあものは揃いますよ(笑)、車がないとかなり厳しいですが……!
――輪島の朝市にも行きましたが、いろんなものが売られていて楽しかったです。
〈横山〉 江南市では、5月には藤まつりがあります。とても綺麗なので、機会がありましたらぜひご覧いただきたいです。
――曼陀羅寺公園の「こうなん藤まつり」ですね。何種類もの藤が一斉に咲いて見事です。横山さんは子どもの頃からよく藤まつりをご覧になっていたのでしょうか。
〈横山〉 はい。家の近くなのもあって、毎年行っていました。藤以外に、牡丹や芍薬も咲いているし、屋台もあるしで楽しかった思い出があります。
――子どもの頃の生活って、やはり大人になっても根幹に残っていると思うんですが、どんなふうに過ごされていましたか?
〈真酒谷〉 生き物が好きで、図書館に入り浸って生き物関連の図鑑や本を読んだり、友達と山や川、池に行っては虫やカエル、ヤモリなどを捕まえて、よく観察していました。
――いまと同じようなことをしていた?
〈真酒谷〉 観察する、という点は同じですね。初めて出会った生き物の名前や生態を知った瞬間のドキドキは何歳になっても変わらず素晴らしいです。
〈横山〉 私は外で遊ぶというより、本を読んでいることが多かったです。特に魔法が出てくるお話が好きでした。祖母や祖父と一緒に暮らしていて、よく遊んでもらっていました。祖母の育てる植物や、趣味で木彫りをする祖父からも影響を受けたように思います。
――木彫りをする祖父って、おじいさまは彫刻家だったのでしょうか。
〈横山〉 趣味でやる程度でしたが、彫刻家といえばそうだったのかもしれません。ご近所に作品を配り歩いていたらしく、一時期はどのお家にも祖父の作品があり、驚いたのを覚えています。
――各家庭に一作品って、いいですね! おじいさまは近所では人気者だったのではないでしょうか。そういう環境で育って、自然と絵の方に?
〈横山〉 小さい頃の記憶で、好きな絵本の好きなページを繰り返し開いて眺めていたのを覚えているので、その頃には漠然と興味があったのかなと思います。小学生の頃は、本屋さんに行って児童文学の表紙を眺めているのが好きでした。この頃には明確に興味がありましたね。
〈真酒谷〉 私も物心ついた頃から絵を描くのは好きだったのですが、中学生あたりから人に褒めてもらえる機会が増えて、それからさらに筆が進むようになりました。
――でも、なぜ日本画だったのでしょう。一般人からすると、日本画ってものすごくハードルが高いような気がします。
〈真酒谷〉 進路の相談に乗ってくれた美術の先生が日本画をやっていたからです。正直、大学に入るまで日本画のことは水彩画の延長線上のものだと思っていて、歴史などはさっぱりでした。
〈横山〉 美術科の高校に通っていたのですが、入学したてのころ、担任の先生が「美術館に行って、本物の作品をたくさん見るように」とおっしゃって、それがきっかけでよく美術館に行くようになりました。色々な作品を見る中で、日本画の絵具の粒子が光の角度によってきらきら輝いて見える所や、マットで艶のない質感がやっぱり好きだなと感じたので、3年生の専攻選択の時に日本画を選びました。それからもずっと岩絵具の質感に魅了され続けて、いまに至ります。
――ふと思い出したんですが、私が子どもの頃の美術教師は、「絵は遠くから全体を見るものだ」と言って、近づくと叱られた記憶があります(笑)。でも近づかないと、筆のタッチや絵具の盛り上がり、それこそ岩絵具の質感なんかわかりませんよね。
〈横山〉 そうですね。質感を見てもらうためにも、遠くで見た時に、思わず近くで見たくなってしまうくらい、魅力的な絵を描くことが目標です。
――お二人にとって日本画の魅力とはなんでしょう? ひとことでは言い表せないかもしれませんが。
〈真酒谷〉 岩絵具や墨など画材そのものの美しさと扱いの難しさです。私の好きな日本画家の作品の、画材の扱い辛さを感じさせないような生き生きとした線や表現を見ていると、圧倒的な力の差を感じさせられて毎回息を呑む思いです。
〈横山〉 先ほどお話ししたように、質感に魅力を感じています。それに加えて、層状に絵具を重ねていくことで生まれる、時間が堆積しているような印象にも魅力を感じています。
愛おしいものの内面を優しく描く。
――金沢美術工芸大学を選ばれたのはなぜでしょう。
〈真酒谷〉 最初は美術系の短大に行くつもりだったのですが、高3の時に美術部でお世話になっていた美術の先生が強く金沢美大を推してくれて、そこから興味を持って目指し始めました。
〈横山〉 高校の担任の母校だったので、なんとなく親しみがありました。また、金沢の文化の豊富な所に憧れのようなものがあり受験しました。
――学生生活はどんな感じですか。
〈真酒谷〉 かなりインドアな性格なので、ほぼほぼ家にこもって絵を描いているのですが、悩んだ時は大学の教授や同級生との交流がとても良い刺激になって、いつもありがたく思っています。大学院生になってからは絵に集中したくてアルバイトを制限したので、よりインドアが加速しました。一人で集中して作業して、外に出て人から刺激をもらうという生活が自分に合っているので、一人暮らしはいまのところ快適ですね。行き詰まった時はよく実家に帰って、家族と猫に癒されています。
〈横山〉 学生生活は制作を中心に生活できて、幸せだなと感じています。制作について話せる友人ができたことにも感謝しています。一人暮らしは、自炊はしているのですが、実家のように毎食何品も作ることはできなくて、家族の偉大さを感じる日々です。
――ご自身の作品のアピールポイントはどこでしょう。
〈真酒谷〉 表情です。描きながら、この子は何を思っているのか、どうやって生きているのか、どのような存在なのかを考えながら制作していて、そういった部分が表情からは一番よく表れているように感じます。
――以前、熊の絵を拝見したとき(実物じゃなくて画像でしたけれど)、ちょっとしたしぐさや熊の毛の硬さみたいなものが伝わってきました。単に形を写しているわけではなく、内面に想像を膨らませて描いているから、止まっているのに動きがある感じがする、つまり生きているわけですね。
〈真酒谷〉 そのように感じていただけて嬉しいです。制作の意図に「画面にその存在を写し込んでより身近に感じたい」という思いもあるので、より生きているように描けることを目指しています。
――横山さんはいかがですか?
〈横山〉 偶然出会えた猫や、季節の花々など、日々の中の嬉しかったことや、身近な存在の愛おしさを、日記に書き留めておくような気持ちで制作しています。作品から、優しさや温かさ、懐かしさを感じていただけたら嬉しいです。
――絵を描く上で、目標にしているとか、尊敬している作家の方はいらっしゃいますか?
〈真酒谷〉 何人かいるのですが特に木島櫻谷、山口華楊の作品が好きです。動物の描写を自身の表現に落とし込むことができていて、一眼で「この人の動物だ」とわかるところが好いです。背景となる空間もただの余白に感じられない、意味のあるものに見せることができていてそういった技術力や表現をとても尊敬しています。
〈横山〉 日本画だと、小倉遊亀を尊敬しています。油画では、ゴッホやモネが好きです。ゴッホは、数年前に名古屋市美術館のゴッホ展で見た、「サン=レミの療養院の庭」という作品が、花々を見て嬉しくなったゴッホの気持ちが伝わって来るようでとても良くて、初めて絵画作品を見て感動して泣くという体験をしました(笑)。油絵具の透明感や深み、艶も素敵でした。私も、身近なものに対する愛おしさが率直に伝わるような作品を描きたいです。
――「サン=レミの療養院の庭」は、ゴッホならではのタッチはありますけれど、どことなく静かですね。静かな喜びの力、声高ではなくて、内側から滲み出てくるゴッホの感情が、横山さんの感情と共鳴して涙となったのですね。
時間の許す限りスケッチを。
――たとえば動物や植物を描く場合、相当観察してから描き始められるのでしょうか。制作手順を教えてください。
〈横山〉 そうですね。例えば植物は、花や葉の構造がある程度理解でき、自分の中でしっくりくる形が描けるようになるまで、時間の許す限りスケッチ取材します。制作手順は、まず、モチーフを決めてスケッチ取材をし、それを元に小下図を描きます。小下図は、作品のイメージや方向性、モチーフのどのような要素を大切にしていくのか検討するために描く、本画を縮小したような小さな図です。次に、小下図やスケッチなどをもとに大下図を描きます。大下図は、実際の作品サイズと同じ大きさの紙に書く下図です。大下図がかけたら、和紙や絹などの本紙に転写して、必要であれば墨などで線を描き起こした後、水干絵具や岩絵具などを使って彩色します。岩絵具は主に鉱物を砕いて作られた粒子状の絵具です。それ自体に接着力はないので、膠液という動物性の接着剤と混ぜて使います。粒子の細かさは10段階以上に分かれており、粒子の大きさの違いを利用したさまざまな表現が可能です。それ以外にも、金箔・銀箔などの金属箔や、それらを粉にした泥、雲母なども用います。
〈真酒谷〉 まず最初に、題材となる動物を直接観察し、可能なら触れ合ってスケッチします。そこから写真や資料を見て骨格を意識しつつ無理のない程度にシルエットや表情などの調整を行って本画に移り、描き込んでいきます。シルエットの調整が自身の表現に作り替える作業なので個人的に一番大切にしています。
――絵の道具で、これだけは欠かせないというものはありますか?
〈真酒谷〉 強いていうのなら、鉛筆と色鉛筆、細い毛描きのできる筆です。毛描きとは日本画の用語で人物や超獣の毛を細かく描くことを言います。ブランドにこだわりはないのですが、絵の具に入る前の鉛筆で書き込んでいく作業が特に好きで、大事なので欠かせないです。
〈横山〉 私は、スケッチの際に使うトンボ鉛筆の「色辞典」という色鉛筆が欠かせません。それ以外の画材は、いろいろと試してみている最中で、明確にこれしか、というものはまだありません。
――制作は集中して行う方ですか、それとも毎日少しずつでしょうか。
〈真酒谷〉 集中して行う方ですが体調を犠牲にしてしまう時があるので計画的に行えるように頑張っているところです。
〈横山〉 毎日少しずつ進める方です。でも、調子に波があるので、勢いよく進む時もあれば、全く進まない時もあり、側から見ると集中して行う方に見えるのかもしれません。
日本画から、さらに次の世界へ。
――ちょっと話題を変えますね。いきなりですが、お好きな食べ物はなんでしょう? そして嫌いな食べ物は?
〈真酒谷〉 スイカと梨、マスカットが好きです。嫌いな食べ物はあまりないのですが辛すぎるものは体が受け付けないですね。いつか克服して韓国料理をいっぱい食べたいです。
〈横山〉 好きな食べ物は桃です。嫌いな食べ物はないのですが、高級なオリーブオイルを生で食べると、しばらく後に全部戻してしまうので、どうやら体に合わないようです。梅も大好きなのですが、梅酒にしたものを飲むと同じように戻してしまうので、何かのアレルギーなのかもしれません。両方とも味は好きなので、悲しいです。
――旅行はお好きですか?
〈真酒谷〉 はい。でも腰が重いせいで計画だけで止まっているところがたくさんあるので大学院の間にノリと勢いで行動してみるつもりです。10月には北海道に熊を見に行く予定です。それと国外に出てみたいです。コロナ等の影響で大学の研修旅行もなくなってしまったのでタイミングが難しくて……。サン・ピエトロ大聖堂のピエタは死ぬまでに必ず見に行きたいです。
――バチカンにはずいぶん前に行きましたが、バチカンやイタリアには、ミケランジェロの作品やミケランジェロ風の作品がゴロゴロ(笑)で、これは誰の作品だったか忘れてしまったのですが、大理石で作られた女性の肌が、石で硬いはずなのに、とても柔らかそうに見えるんです。あれにはびっくり。技術力の高さを見た気がしました。旅行に出ると、いろんな発見がありますね。
〈横山〉 私も旅行は大好きです。国内では、北海道や沖縄には行ったことがないので、近いうちに行ってみたいと思っています。海外では、イギリスの児童文学が好きなので、いつか街を歩いてみたり、アフタヌーンティーを飲んでみたりしたいです。
――ロンドンには大小のギャラリーはたくさんあって、ギャラリー巡りをしても飽きないと思います。疲れたらお茶を飲んで……。ぜひ実現してください。それでは、趣味はなんでしょう。
〈真酒谷〉 映画や本、ゲーム漫画など、他の方の作った世界観に触れることです。ジャンルは、ほのぼのしたものからホラーまで比較的になんでも好んで観ます。そのほかには、動物園、水族館、植物園、自然公園のような場所で生き物や自然に触れてぼーっとするのが好きです。
――ぼーっとするのは大事ですよね。つい時間がもったいないと思って何かをしてしまいますけれど、頭を休めないと次に進まないですし。横山さんはいかがですか?
〈横山〉 シフォンケーキを焼くことです。制作は毎度、どういう作業を積み重ねていくかの決定の連続で、精神的に疲れることも多いので、無心で作ることのできるシフォンケーキに癒されています(笑)。
――日本画は段取りが大事だから自由奔放に描けばいいって感じではないのですね。
〈横山〉 そうなんです。同じく無心でできると言う理由で、刺繍も趣味の一つです。立体刺繍で花を作ったり、ジーンズの穴をダーニングでふさいだりしています。
――気分転換に本を読んだり映画を観たりはしますか?
〈真酒谷〉 最近だとギレルモ・デル・トロ監督の作品が好きです。特殊メイクの作り込みや、作中の光の表現、独特な不気味さと美しさの融合が魅力的で自身の創作意欲も湧いてきます。
〈横山〉 本では、「はてしない物語」「モモ」のミヒャエル・エンデや、「魔法使いハウルと火の悪魔」のダイアナ・ウィン・ジョーンズが好きです。
――大学院卒業後の進路は、もう決まっているのでしょうか。
〈真酒谷〉 現在イラストの分野でも活動しており、お仕事をいただけることが増えてきたのでそちらの活動を頑張っていきたいと考えています。その中で日本画ものびのびと続けていきたいです。
〈横山〉 自分も制作活動をしながら、美術の教員として、生徒がより楽しく制作できるよう支援する仕事をしたいと考えています。
――将来やってみたいことはなんでしょう。
〈真酒谷〉 動物モチーフの超大作を作ってみたいです。ただ置き場所など現実的なことを考えるとなかなか難しいのでそんなこと気にしなくていいくらいに、大きな家を建てるか活動的な作家になりたいです。
〈横山〉 絵本や、児童文学の装画を描いてみたいです。それと、お寺の襖絵を見るのが好きなので、いつか自分でも描いてみたいと思っています。
――最後に、このインタビューを読まれた方、365cafeでお二人の作品をご覧になった方へ、メッセージをお願いします。
〈真酒谷〉 この度はご覧いただきありがとうございます。カフェで過ごすみなさんの素敵な時間を創るお手伝いができれば幸いです。ごゆっくりお楽しみください。
〈横山〉 作品やインタビューをご覧いただき、本当にありがとうございます。美味しい食事で一息つきながら、ゆったりとした気持ちで作品を楽しむ、心地よい時間を過ごしていただけましたら幸いです。これからも制作を続けていきますので、また作品をお見せできればと思います。
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